はじめに
プログラミング開発をする場合、多くの方がVSCodeなどのエディタを利用してコーディングしているかと思います（一部、ビジュアルエディタなどは除く）
長時間コーディングをしていると、目が疲れてきて目が霞んだり、頭痛が起こったりすることもあるかと思います。
実はフォントを変えると、可読性が向上したりするので、目の疲れが軽減されたりします。
今回は、プログラミングをする上でおすすめのフォントを10選紹介いたします。
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プログラミングフォントについて
プログラミングフォントは、コーディングやテキスト編集などを行うために特化したフォントのことを言います。普通のフォントと違い、プログラミングに適したフォントは下記を満たすものと言われています。
基本的に多くのプログラミングフォントはオープンソースとして配布されており無料で入手することができます。もちろん商用のものもありますが、無料の範囲内で問題ないと思います。
等幅フォントである
等幅フォントとは、各文字が同じ幅で使用されるフォントであり、列が予想通りに並ぶためコードが読みやすくなります。
文書を読むならWordなどで利用されるフォントを利用しても良いかと思いますが、プログラミングは構造的に書いていくので等幅フォントが見やすい傾向にあります。
似たような文字を区別できる
「0（ゼロ）と O（オー）」や「1（いち）とl（小文字のエル）とI（大文字のアイ）」といった文字は、フォントによっては同じ文字に見える時があります。
実はこれはコーディングする上での潜在バグの要因の一つと言われていますので、判別することができるフォントを選ぶのが大事です。
シンプルである
プログラミングでは何百、何千のコードを記述します。そのようなコードに装飾などは不要と考えるプログラマーは多数存在しています。
理想的なフォントサイズと行の高さ
一般的なガイドラインとして、フォントサイズはだいたい12pxから16pxの間が良いとされています。また、行の高さについては、フォントサイズの1.2倍から1.5倍くらいが推奨されています。
ただし、個人の好みや画面の解像度によって異なりますので、一番は自分が試してみて快適な設定を見つけるのが良いかと思います。
プログラムフォント入手先
開発者は「有料」のフォントより「無料」のフォントを使う傾向があります。
下記のサイトでは、プログラミングに適したフォントが131個も用意されています。
その中でも特にコーディングに良さそうなフォントを10個ほど紹介します。
おすすめプログラミングフォント
Input
2014年に「David Jonathan Ross」という方によって作られたフォントです。
四角い見た目で、幅、太さ、行の高さ、文字の形などがとても見やすい形状となっています。
公式サイトでは、いくつかモードが用意されており、自身でカスタマイズしたInputフォントをダウンロードすることともできます
Fira Mono / Fira Code
Fira MonoはMozillaが2013年に開発したフォントであり、Firefox で使う用途として開発されました。
Nikita Prokopovが2014年にFira Mono をリリースし、このフォントは初代の合字の元となったフォントの一つと言われています。
Fira Monoのフォントダウンロードは下記から行うことができます。
Commit Mono
Eigil Mikolajsenが2023年に「Fira Code」と「JetBrains Mono」をヒントに開発したフォントであり、明瞭で読みやすく、太さや合字、記号感覚など様々なバリエーションをダウンロードすることができるフォントとなります。
公式サイトで、自身の好みにあったカスタマイズが可能となっています。
Hack
Hackフォントは、Christopher Simpkins によって開発されたフォントであり、Inputフォントの直後にリリースされました。
どのエディタでも見栄えがよいフォントとなっており、プログラミングフォントが爆発的にOSSとしてリリースされた時期に開発されたフォントの一つです。
以下のgithubサイトからダウンロードすることができます。
Meslo
MesloフォントはMacOSのMenloフォントをフリーで実現したフォントであり、どのシステムでも使いやすいように最適化されています。
こちらのフォントもgithubに公開されており、無料でダウンロードすることができますが、Windowsにインストールする方法は掲載されていますが、Mac OSへのインストール方法についてはなさそうです。（探した限りありませんでした）
Windowsの方限定ですが、インストール方法については、真ん中あたりにある「Using Meslo LG with the Windows Console」のリンクをクリックするとインストール方法の画面が表示されます。
Source Code Pro
Source Code ProフォントはソースコードデザイナーであるPaul D. Huntによって作成されたフォントです。OpenTypeのフォントのセットとしてオープンソースとして配布しています。
以下からダウンロードすることができます。
Roboto Mono
Robotoフォントの等間隔バージョンとしてリリースされたフォントで、2011年にAndroid向けに作られました。
様々なデバイスや読書環境に最適化されており、カッコやゼロとオーなどの文字も簡単に区別できるような仕様となっています。
googleが提供しているので、よく見慣れているフォントかもしれません。
Intel One Mono
Intelが2023年にリリースしたフォントであり、「明瞭さと読みやすさを追求した表現力豊かな等幅フォント」であると主張しています。
VSCodeやSublime Textといったエディタで利用する方法がgithubサイトで紹介されており、適切なフォントサイズなども明示されています。
Cascadia Code
Microsoft が開発したフリーフォントです。主にWindowsユーザ向けに作られたといっても良い見栄えであり、VSCodeのデフォルトフォントとして利用されています。
詳細は下記に記載されていますので、ぜひご参照ください。
最後に
プログラマーは長時間画面を見てコーディングします。少しでも目の疲れが軽減されるようなフォントを利用すると作業効率も上がるのではないでしょうか？
ぜひお試しください。
