今の時代フレームワークを取り入れる開発がデフォルト化していますが、フレームワークを取り入れることでのメリットはかなり大きいです。
今回はPHP言語による開発において、お勧めするフレームワークを紹介します。
フレームワークとは
共通するコードを用意し、機能性を加えて誰でも簡単に開発を行えるようにした枠組みのことを指します。
フレームワークを使う上でのメリットは下記の通りです。
しかし、当然メリットだけではありません。
デメリットとしては下記が挙げられるでしょう
しかし、デメリットがあってもメリットの方が大きいのが現場です。
おすすめPHPフレームワーク
Laravel
現在人気が最も高いフレームワークと言えるのがLaravelです。現在はバージョン9までリリースされており、認証昨日やデータベース連携などかなり柔軟に利用できるように設計されています。
おすすめするライブラリとしていくつか紹介します。
Laravel Octane
Open SwooleやSwoole、RoadRunnerなどの高性能なアプリケーションサーバを使用して、アプリケーションを提供することでパフォーマンスを向上させます。
Webアプリケーションを一回起動することで、情報をメモリに保持し、高速に処理する機能が備わっています。
Laravel Breeze
Laravel 8から登場した機能であるLaravel Breezeは、LivewireやInertiaを使うことなしで、認証機能を実装できるようになりました。またCSSにはTailwind CSSが利用されています。
Laravel 7以前ではLaravel/uiのような認証機能のみ利用できていましたが、Alpine.jsという軽量なJavascriptフレームワークがインストールされ、導入が安易になりました。
Symfony
Symfonyは大規模なアプリケーションように多くの企業で利用されているフレームワークの一つです。
SpotifyやDaily motion、Yahoo!などが代表的ですね。
Symfonyはフルタック開発用のフレームワークとなります。また、Ruby on Railsの影響を色濃く受けているのが特徴です。Laravelと同様にMVCを採用しています。
CakePHP
CakePHPは簡単に開発環境を構築することができるという点で人気のフレームワークとなります。日本語で解説しているサイトも数多く存在しており、気軽に導入できます。
ただし、Laravelなどと比べるとカスタマイズの柔軟性が低く、CakePHPの規約から外れるような開発を行うと保守性がかなり低下するでしょう。
ただし、シンプルなサイトを作る際にはかなり工数を削減できるのがCakePHPの特徴です。
CodeIgniter
CodeIgniterは軽量なPHPフレームワークとして人気があります。軽量のため動作がかなり高速なのが特徴です。
導入もとてもシンプルですが、自分で必要なライブラリを導入していく必要があるため、ある程度の知識は必要かと思います。
Yii
Yiiは大規模な開発や高負荷アプリケーションに適した、軽量で高速なPHPフレームワークです。「Yes It Is」の省略形となります。
こちらもMVCをサポートしており、フルスタック開発向きです。さらに拡張性が高いのも特徴です。
さいごに
積極的にフレームワークの利用を推進することで、開発完了後の運用保守性が向上するので、おすすめです。
しかしフレームワークの脆弱性などセキュリティ観点は都度チェックする必要がありますので、留意点とすべきかと思います。
是非、お試しください。